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005アレルギーの主な原因と症状 アーカイブ

2006年07月24日

昆虫アレルギー

昆虫アレルギー

昆虫アレルギーは昆虫の毒素や成分などがアレルゲンとなって発症してしまうことで、侵入経路としましては、刺されるか、接触するか、または、昆虫の死骸や糞を吸入するかのいずれかが考えられます。症状のほとんどは、気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎といった呼吸器系に出てきます。



原因昆虫の種類
1. ゴキブリ
2. チョウ、 ガ
3. トビケラ
4. ユスリカ

薬物アレルギー(薬)

薬物アレルギー

病気の治療には欠かせない薬ですが、この薬も人体にとっては異物ですので、アレルギー反応を起こすことがあります。薬には病気を治すという作用がある一方で、副作用もあります。この副作用の一つが薬物アレルギーといいます。

ある薬を一定期間使っていると、それがアレルゲンとなり、抗体が作られます。そしてその薬を再び使うとアレルギー反応を起こします。薬の種類によっては、アナフィラキシーショックを起こすこともあります。薬物アレルギーの原因となる薬物には、主なものとしてペニシリン・アスピリン・サルファ剤・パビルターン系・ストレプトマイシン・麻酔剤・ホルモン剤・などのほかX線撮影に用いられる造影剤もアレルゲンとなることもあり、症状としましては皮膚症状が多いと言われています。

食物アレルギー

食物アレルギー

食物アレルギーについては古代ギリシャ時代の記録に残っているほど古くから存在が確認されています。食物アレルギーは栄養不足と、食品の不完全な吸収にかかわっていると考えられる。すなわち食べ物に起因するアレルギーのことを「食物アレルギー」と言います。

その一般的な反応の原因となる食品は、たまご・乳製品・小麦・ピーナッツ・ダイズ・鶏肉・魚肉・貝類・甲殻類・ナッツ・トマト・トウモロコシなどがあげられます。胃腸系に起こる場合は、胃腸系を損傷する食品が取り込まれると、腹部の膨張・けいれん・ガス・下痢・吐き気・嘔吐・などが起こりやすくなります。このような反応は食品が胃に到達する前に、口中にあるうちから起きる事もあります。皮膚にアレルギー反応が起きる場合はかゆみ・深刻なじんましんにまで及ぶ事もあります。

唇・喉・口腔粘膜のはれは、かゆみと同じで、食品が取り込まれるとすぐに起きる可能性があります。また、子供の場合はぜんそく・湿疹・鼻炎・などの再発に結びつく事もあるので注意が必要です。個人的・家系的にぜんそく・花粉症・湿疹の病歴のある人はいずれもアレルギーのリスクが高いといえるでしょう。食物アレルギーの一般的な症状としましては、鼻水・腹部の不快感・皮膚の発疹・抑うつ症などがあります。これらの症状はひどくなりませんが、アナフィラキシーショックのような反応を引き起こすことがあるので注意が必要です。

食物アレルギーで刺激を与える特定の食品が確定されて場合は、食事からこうした食品を除くことがベストです。しかし、食物アレルギーは食品の中のありふれた成分で起きる事も多いので、例えばカラメル着色料・水溶性のキサンゴム・レシチン・加工食品のでんぷん・クエン酸はいずれもトウモロコシを原料とする食品添加物であり、トウモロコシは一般的なアレルギーの産出物と考えられます。

なお、食物アレルゲンで大切なことは、例えば卵がアレルゲンであった場合、卵を使った菓子や加工品などからも反応がでる点です。アレルゲンを除去する場合は、その食物を使った加工品も含めて除去する必要があります。



食物アレルギーの対処法
1. アレルゲンが判明すればその原因食物を除去します。
2. 子供の場合は食物の制限は必要最小限にし、代わりの食品をとり、成長に害のないようにする。
3. 毎日、大量に反復して同じ食品をとらないようにし、同じ食物ばかり食べないようにする。
4. 外食での、すし、焼き魚、炉端焼き、そば、刺身、ジュース、みつまめ、くずもち、等アレルゲンとなる食事は避けるようにする。
5. 半年から1年ごとにアレルゲンの検査をし、その結果で食物を制限するか、除去で継続するかを決めていきます。

ペットの毛や垢での動物アレルギー(犬・猫)

ペットの毛や垢での動物アレルギー

ペットと一緒に生活する人が増えてきている昨今、昔は戸外で飼うのが普通でしたが、住宅の高層化や集合化によって室内で飼うことが多くなってきました。

それに伴うペットアレルギーが増加しています。代表的やものは犬・猫・ハムスター・モルモット・ウサギ・などで、毛や垢や唾液、小鳥では羽毛が原因と考えられます。 また、ペットのふけはダニの格好のえさとなりさらに空中の水分を吸収して室内湿度を高める原因ともなっており、気管支ぜんそくやアレルギー性鼻炎を増加させる引き金となっています。

ペットの毛や垢の対策
出来れば飼育をさける。
室内には入れないようにする。
一週間に一度は洗ってあげる。

花粉アレルギー

花粉アレルギー


近年、日本では花粉症に悩まされている方が急激に増えてきています。その原因アレルゲンの中でも重要なものはスギ花粉と言われています。また、ヒノキやヨモギなども全国的にみられるアレルゲンです。ただし、花粉には地域的な差があり特定地域でのアレルギーを引き起こす方も少なくありません。

花粉はサイズが大きいので気管支にはなかなか入りにくいですが、その断片などはぜんそくの原因となることがあります。サイズが大きく分、目や鼻の粘膜でひっかかり反応してアレルギーを引き起こすことがほとんどです。


花粉対策
花粉の飛散の多いときは窓や戸を閉めておく。
外出時はマスクやめがねを使う。
帰宅時には花粉を落とし、洗眼・うがいを心がける。
空気清浄機を使う

【 マスク 】
マスクを身につけることはとても有効で、花粉がよく遮られる事や、息がしやすいこと、価格等を考え合わせると、材質はガーゼよりも布製のもので安価な性能のよいものがあります。使い捨てにするのが、衛生的にもお薦めです。また、マスク装着時の顔とマスクの間の隙間をなくすためには立体型のものが優れています。

【 メガネ 】
着用に違和感のない花粉症用のメガネもありますが、通常のメガネだけでもメガネを使用していないときよりも、眼に入る花粉量は半分以下になるのでお薦めです。花粉症用のめがねは、目に侵入する花粉数をメガネを使用しない場合の約1/3に抑えられ、症状も軽減します。花粉の飛散している時期ではコンタクトレンズを使用するよりメガネに変えたほうが良いと考えられます。

【 洗顔 】
顔を洗うと、花粉症の症状が軽くなる事がある一方でかえって症状が悪化してしまう事もあるので注意が必要でウ。また、眼や鼻を洗う際には、水道水よりも、生理食塩水と呼ばれる0・9%の食塩を溶かした蒸留水で洗うとよいでしょう。

カビアレルギー

カビアレルギー


カビは日本の高温多湿の気候がその繁殖に適していることから、ぜんそくやアレルギー性鼻炎の原因の一つと考えられています。アレルゲンはカビの胞子で、空中に浮遊するため、吸い込むことによって体内に侵入し、多湿期に増加するため梅雨のあとの9〜11月に増加します。花粉とは違い地域的な分布の差はありません。カビはダニが繁殖しやすい条件とほぼ一致しています。

気密性が高く冬でも暖房で暖かい現代の住宅は、カビにとって繁殖しやすい環境と言っていいでしょう。そのためマンションなどのコンクリート住宅は冬になると窓やサッシに結露が付きますが、それらを放置しておくとカビが生えてきます。



■ カビ対策
繁殖を防ぐ有効な方法は常に換気に気をつけることです。
特に浴室・トイレ・台所などは忘れがちなので注意が必要。
バスタオルや足ふきマット・トイレのタオルなどはこまめに洗濯。

ハウスダスト アレルギー(ダニ)

ハウスダスト


アレルギー症状の原因となる物質は空気中にあって、人間が吸引することによって体内に侵入する抗原を吸入性アレルゲンと言い、そのなかで問題視されているのがハウスダストと言われています。都市化の影響や住宅の気密化はハウスダストの増加につながり、なかでもハウスダストに含まれるダニの増加が深刻になっています。

ダニは世界中のあらゆるところに棲息し、とりわけ家屋の中には30〜40種ものダニが住み、その数は一家屋でおおよそ数千万から数百万匹といわれています。その中でも最も多いのがヒョウダニに属するヤケヒョウダニとコナヒョウダニの二種類とされて、全体の60〜90%を占めていると言われています。これらのダニは気温20〜30度、湿度75〜85%と高温多湿を好む事から、日本では7月〜9月に多く繁殖して冬には数が減り、春になって気温が高くなるにつれてまた増加し始めます。ダニは気管支ぜんそく・アレルギー性鼻炎・アトピー性皮膚炎などの病気を誘発すると考えられています。

ハウスダスト対策
換気の工夫や室内の結露・湿気の防止。 ダニのエサとなるホコリやチリを掃除機だけでなく雑巾などでよくふき取る。

床はフローリングにしてカーペットを使用しない。 ダニは高温に弱いので、布団の天日干しや布団乾燥機が効果的。 空気清浄機使用したり清潔に保つことが大事。

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