アトピーの症状


アトピーの症状

幼児・学童期の場合 】
ひじやひざの屈側などがガサガサしたり、滲出液が出る皮疹が続くことが多いですが軽症例ではそのほかの部位はほとんど治ってしまいます。

また、アトピー性皮膚炎の子供は砂遊びや粘土遊びなどで手を使うことが多くなると、手がガサガサしたり赤くなったりする傾向があります。学童期のアトピー性皮膚炎の多くは小学校を卒業する頃には軽快していきまが、その原因はよくわかっていません。

【 思春期・青年期の場合 】
多くのアトピー性皮膚炎では、この時期に症状が軽快していきます。しかし、ひじやひざの屈側にカサカサした発赤が残っていたり、スポーツ後に汗をかくと、そこの部分がかゆくなったりします。

また、重症のアトピー性皮膚炎ではお腹や背中・顔・首・手などにかゆみが残って象の皮膚のようになったり、部分的に掻く癖がつくとそこばかり掻くために、皮膚が盛り上がって結節痒疹といわれる小豆から大豆程度の皮膚の小結節が多数出来ます。

【 成人の場合 】
この時期では、小児期からアトピー性皮膚炎をずっともち続けている方と、小児期にはあったが思春期にはほとんど衰退していたものが就職と同時に再発し人と、小児期には皮膚はきれいだったが成人してから初めて発疹が出だしたという方の、三通りに分けられます。